ほたるの里「丁(ようろ)」福井県大野市/蛍・ホタル

ほたるについて

ほたるについて

ほたるの里 丁(ようろ)では、ゲンジボタルとヘイケボタルが生息しています。
この蛍たちが快適に住めるように、様々な自然環境保全と啓発活動に取り組んでいます。
また、人目につきにくい場所で生息すると言われているヒメボタルの調査も行っています。

ゲンジボタル

ゲンジボタルの特徴

ゲンジボタルの体長はオスが15mmでメスが18mmとメスのほうが大きいです。卵から成虫になるまでに約1年かかり、生涯の大部分を水中で生活します。成虫になってからの寿命は約1~2週間と短いです。
成虫の特長は、複眼が丸くて大きく、体色は黒色ですが、前胸部の左右がピンク色。中央に十字架形の黒い模様があります。また、尾部には淡い黄緑色の発光器官があります。
ヘイケボタル

ヘイケボタルの特徴

ゲンジボタルと並び日本の代表的なホタルとして親しまれており、ゲンジボタルと比べてからだが小さく、光も弱々しいのが特徴です。
ヘイケボタルの発光器は、オスは腹部の5・6節目、メスは腹部の5節目にあります。点灯時間は1秒前後で、発光間隔はオスの方が長くなります。ホタルの光は熱をもたない冷光なので、手でホタルを包んでも熱くありません。
ヒメボタル

ヒメボタルの特徴

体長7mmと、ゲンジボタルやヘイケボタルよりも小さい蛍。
5-6月に羽化し強く発光しますが、川辺などの開けた場所ではなく森林内などの人目につきにくい場所で光るのであまり知られていません。
オスは飛翔しながら発光し、メスは草木につかまった状態で発光します。ゲンジやヘイケの発光は強さがゆっくりと変化するが、ヒメボタルは歯切れ良く明滅します。

ほたるの豆知識

ゲンジボタルの一生

ゲンジボタルの一生

ゲンジボタルの成虫は6月になると川面を飛び交います。
盛んに飛び交うの2週間の間に交尾をし、コケに約500個の卵を産みつけます。卵は約1カ月で孵化し、幼虫となり、水の中に入りカワニナをエサにして4月下旬まで水の中で生活します。その後、幼虫は、水の中から土の中にもぐり、さなぎとして約1ヶ月間土の中で過ごします。6月にもなると、さなぎは土の中から出てきて、成虫となり、飛び交います。
ゲンジボタルのオスとメスの発光器の違い

ゲンジボタルのオスとメスの発光器の違い

オスの発光器は、腹の第5節と第6節の2箇所あり、メスは5節のみ光り、オスのほうが強い発光をします。
ゲンジボタルの光り方の違い

ゲンジボタルの光り方の違い

ゲンジボタルのオスの光る間隔は、フォッサマグナ地帯を境に、4秒間隔で光る東日本型と2秒間隔で光る西日本型に分かれます。福井県のホタルは西日本型であり、2秒間隔で光ります。

ほたるギャラリー

ほたる MOVIE

ほたるの写真を紹介しております。(↓画像をクリックすると拡大表示されます)

生き物の仲間たち

ほたると共存する生き物のご紹介です。(↓画像をクリックすると拡大表示されます)

  1. トンボ
  2. カエル
  3. メダカ
  4. カニ
  5. オイカワ
  6. アブラハヤ
  7. アカガエルのタマゴ
  8. ゼンマイ
  9. つくし
  10. シュノーゲル青ガエルの卵
  11. サギ
  12. ふきのとう
  13. カメ
  14. イチゴの花
  15. オシドリ
  16. オニヤンマ
  17. シロナンテン
  18. カタクリ
  19. カメ
  20. アオサギ
  21. ツクシ
  22. トノサマバッタ
  23. モズ
  24. コサギ
  25. トンボ
  26. バッタ
  27. トンボ
  28. アジサイ
  29. シバザクラ
  30. シマヘビ
  31. ガモ
  32. スイセン
  33. ショウジョウトンボ
  34. ハナミズキ
  35. アブラゼミ